みどりんの図書日記
小さい頃からカギっ子&現在は90分の通勤時間で 本がお友達。 毎月20冊ぐらい読んでる本を、ご紹介します。
こりゃ、おもしろい本だ
とってもおもしろい本に出逢うと、ぴょこたん・ぴょこたんと
スキップをしたくなる

(スキップ苦手な人もいるらしいですね。)
しかも、あまり期待せずに読み始めた本が、おもしろいと
すごーく!徳した気分になるっ。

たまたま新聞に紹介されていたので、そっか読んでみようかなぁレベルで
読み始めたのが
『 ドット・コム・ラヴァーズ 』
作者の吉原真里氏は、39歳・東大出身の大学教授。
このプロフィールだけで、ちょっと引いてしまう。
きっとコムズカシイ研究報告書かもしれない・・・と、少し躊躇した。

会社のお友達に京大出身・才色兼備のA子ちゃんがいる。
彼女は、色んな意味で、と・に・か・く!頭がいい(キッパリ!)
思考の切り替えというか、気持ちの切り替えが早い。だから悩まない。
今は二児の母だが独身時代は、そりゃモテていた。
そして、人生で一度もフラレた経験がない(!)強者。

きっと、この吉原さんもA子ちゃんの様な、切替え上手で合理的な
女性なんだろうなぁ〜と思いながら、序章を読み始めた。

序章だけで「 こりゃー、おもしろい本だ! 」と
舌なめずりした(下品だぞ)


舞台が日本ではなく、アメリカ。
勤務先の大学から1年間のサバティカル
(授業その他の業務から離れて研究や執筆に専念できるシステム)を与えてもらった吉原氏。
その制度を利用し、ハワイからNYに移り住み
世界最大の結婚情報サイト 「 mach.com(マッチ・ドット・コム)」 に登録し婚活を開始する。
この本は、そこで出会った男性達との報告書。

おもしろいのは、やはり日本と全く違う、
価値観や習慣、感性などなど。。。


精神科医やセラピストに定期的に通うのはあたりまえ、ミドルクラスになると
精神分析に通うのが一種のステイタス・シンボルなんですって。
アメリカの披露宴に招待されると新郎新婦はもちろん
出席者も主賓も、み〜んなでダンスをする習慣があったり。
ゲイが身近に何人もいたり(!)
ちなみに吉村さんはゲイの親友がふたりおり、すぐ会える様に
彼らの近所のマンションに引っ越ししているのである。
彼らとの交流を読むと、あたしも・・・ゲイの友達が欲しいと
本気で思ってしまった。いいなぁ、ゲイの男子友達・・・。

オンライン・ディーディングで、次々と様々な相手と出逢う吉村さん。
何だか、アメリカ人って無駄がないというか、合理的思考というか
はっきり意思表示するんですね!?
正直、ここまで赤裸々に書いていいの!?と、こちらが戸惑う時もあるが
グググっと、前のめりになる程、この「報告レポート」にのめりこむのは

  作者が、とにかく 人間クサイから。

ドキドキしたり、フラれて眠れないほど落ち込んだり。
喜んだり。勢いに流されたり。
何だか・・・、日本のフツーの20代OLと一緒。
カッコつけてない等身大の女性。

作者に共感&感情移入するので、途中から「絶対に次は上手くいってね!」と
応援してしまうから、不思議だ。
舞台が日本だったら、生々し過ぎて、きっと引いてしまうかもしれないが
なんぜNYと、スコーンと晴れた青空のハワイ。 

これは単なる報告レポートではなく、ひとりの女性の成長記。


最後の「 大人になるということ 」は、とびきり知的で行動的な
オトナ女子のコトバなので、ぶんぶん首がちぎれるほど頷いた。
そして、切なくなる。

男子も女子も、今という時代だからこそ、興味深く読める一冊です。

ところで、こうゆうデジタル系の出逢いや、結婚相談所で
結婚した知人を4名知っている。
出逢い系って、モテない人達が利用すんじゃあないの?と、つい思いがちだけど
4人共、いいパートナーと出逢い幸せな生活を送ってる。

【 本日のオススメ本 】

 ドット・コム・ラヴァーズ

 中央公論新社   定価780円

どっとこく


【2008/09/05 08:03】 | 全ての女子・必読 | トラックバック(0) | コメント(0) |
本屋さんに売ってない本
ワタクシ、見かけによらずイジワルな性格なので
本日は 「 本屋さんに売ってない本 」 を
紹介しようと思います。ふふん。

この企画は大好評(ウソ)

先週、有休をとった日に天保山のサントリーミュージアムで開催されている
「 美術館に行こう! 
  ディック・ブルーナに学ぶモダンアートの楽しみ方 」

に行ってきました。

あたしが生まれて初めて与えられた絵本は「 うさこちゃん 」
単純な線と限定された色彩に、コドモはナゼか反応するらしい。
時代が昭和から平成に変わっても、そしてこれからも
ブルーナさんの描くキャラクターは、愛されていくんだろうな〜。

単純でシンプルなあの絵は、膨大なデッサンと
兎の生態を知り尽くしてないと描けない
と言われてるのは認識していたけど。
ブルーナさんって、元はグラフィック・デザイナーだったんですね!?
御父様が経営する出版社で、本や雑誌の装丁、ポスターを制作されていたんですって。

その作品の一部が展示されていたけど、もう魅入ってしまうッ!
特に、当時人気があったというの推理小説シリーズの装丁は
構図や発想、視覚効果が素晴らしく、3度も見てしまった。

出版社の
「 本を読もうキャンペーン 」のポスターも、限られた線と色数。
でも伝わる。
この本を思わず買いたくなる。

還暦ぐらいのご夫婦のダンナさんが「このポスター、メッチャいいなあ〜。」と
絶賛されていた。
おじさん、あたしも同感よ!と叫びたかった。

ちなみにブルーナさんの容姿も、実は好きなんです。
くるりんとまるまった、お髭。(日本人だとギャグになっちゃうけど。)

で、今日のオススメの本は何なのよ。と思った人
お待たせしました。
今日のオススメの本は・・・・ この展覧会の図録!です。

デザイナー時代の装丁も全て掲載されて1800円は、お安くってよ。
コドモでも扱える18cm角の絵本サイズで、3部に分割されている。
パタパタと3部が、それぞれの所定のお部屋に収納できるこの図録。
ブルーナさんの愛を感じる。

うさこちゃんは、53歳。
永遠に愛される、兎だなぁ・・・。

【 本日のオススメ本 】

 美術館に行こう!
 ディック・ブルーナに学ぶモ
 ダンアートの楽しみ方・図録

 定価1800円

【2008/09/01 12:37】 | 本屋さんに売ってない本 | トラックバック(0) | コメント(0) |
今月の本・大賞!
 暑い、暑いと騒いでいたのに、何だか最近すっかり
 涼しくなりましたね。
 春と夏が大好きなので、ちと寂しい・・・・。
 冬生まれだけど、寒いのは苦手。冬眠してしまいます。
 
 では8月のまとめです。
 今月の購入数 :12冊
 今月の購入金額:11920円


 そして、今月の大賞はコチラ☆★☆

 『 あたし・主婦の頭の中 』


 これは、読んですぐに紹介したかったんだけど
 大賞にもしたかった!
 うーーん・うーーーんと悶え、月末までガマンしたのです。
 だから、みなさんも自分で買って読んでちょうだいッ!(←いきなり命令。エラソー。)
 
 この本は、アメーバブログで大賞をとり、書籍化されたもの。
 もともと、この人の存在を知ったのは、以前ご紹介した
 「 脱・不幸慣れ 」のカメラマン兼鑑定士のEMYさん。
 
 EMYさんが、カータンさんと対談した話を、ご自身のブログに書かれていて
 それで知ったというわけ。
 
 あ、、、、 ふふふ♪

 いまや大人気のEMYさん。
 電話鑑定の申し込みは、数十倍の確率。
 実は! ワタクシみどりんは、7月に対面リーディングに当選し☆
 EMYさんに、ナマ鑑定してもらったのです! フフフ。 
 どーだ、ウラヤマシイでしょ!?
 内容は・・・・・言えません(キッパリ)

 えーと、話を戻そう。
 初めてカータンさんのブログを見た時、椅子から転げ落ちそうになった。

 文章とヘタウマな漫画のコラボレーション!
 グイグイ、パソコン画面に入り込みそうな勢いで
 前のめりで、魅入ってしまったわ。
 
 素人だけど、伝わる!表情が豊かな漫画には脱帽(ペコリ)
 でもね、カータンさんは、元・客室乗務員。
 漫画では、おばさんに描かれていらっしゃるけど
 本人は、かなりキレイだと思うな〜。

 日常の出来事、幼少の思い出など、描かれている。
 あたしがダントツ!イチバン気に入ってるのは、
 おばあちゃんとの夏の想い出おならネタ。

 「 分かるよ!うんうん。」と「 あ、あ、あ、ありえねぇーー!?」と
 相反する感情が同時発生し、頭の中をこねくり廻してくれる。
 

 巻末には、文字だけのページが。
 「 なんでー? 絵がないとつまんないじゃん?」」と思ったけど
 必要ない・・・・っス。
 不覚にも、ポロリと泣けてしまった。
 二番目の女の子の早産日記。
 あたしも入院&手術の経験があるので、想いが、イタイ感情が伝わるのです。

 読むと元気が出るので、本棚の中央に、デデ〜ンッ と
 鎮座しています。
 時々再読して、フフフと笑っている。
 かなりお気に入の1冊。
 
 【 本日のオススメ本 】

  あたし・主婦の頭の中   カターン

  定価1300円

あたし主婦の中
【2008/08/29 08:00】 | 今月の大賞 | トラックバック(0) | コメント(0) |
もうすぐ秋だけど、夏は小説
 夏には小説が似合う(もうすぐ8月も終わりだけど)
 特にハードボイルドや推理小説.
 ふわふわ甘ったるいレンアイものなんて、読んでいられない。
 ケッ、ペッ、チッ。

 今日ご紹介するのは、以前紹介した小説『 国境 』の
 兄弟版とも言える『 疫病神 』
 
 あたしは「 国境 」を先に読んだけど「 疫病神 」の方が
 先に発売されているのです。
 でもね、どっちから読んでもOKです。

 舞台が関西なので、今回も馴染みのある場所が、
 でてくる・でてくる・でてくる!
 
 自分が毎日通勤で利用している、JR王寺駅が登場した時は
 思わず前のめりになってしまった。
 たったこれだけの事なのに、この小説がグっと身近に感じますね♪

 産業廃棄物を巡り、極道・ゼネコン・解体屋・堅気のコンサルが
 入り乱れ、話が進んでいくのだが
 自分の知らない、限りなく墨に近いダークな世界は、、、、、
 
    おもしろいッ。

 たぶん、いや恐らく自分が一生体験&経験しない世界だから
 のめり込んで、浸って読んでしまうかもしれない。

 同僚のA子ちゃんとB子ちゃんは、あたしが薦めた大好きな
 石田衣良さまの「 池袋ウエスト・ゲート・パーク 」を
 「 あの小説、いややッ。好きじゃない。」と言いやがった(怒)
 ”殴る・蹴るの暴力シーンが多すぎる”らしい・・・。
 
 はぁっっっ!?
 ぼ、ぼ、ぼ、暴力シーン?


 池袋ウエストゲートパークで、ビビってるぐらいじゃ
 この 「 疫病神 」は絶対に読めないッ。
 極道が登場するから、殴られて腕がありえない方向に曲がったり
 鼻の骨が折れたり、失神するまで殴られ蹴られ・・・。

 映像が一切なく、視覚情報がなく
 文字とコトバだけで、嫌悪する程の痛さや怖さを
 感じさせるって、すごい技術だと思う(キッパリ)
 思いませんか?
 

 「 ヤダ 」のひとことで終わらせるなんて、もったいない。
 怖さや痛さを感じるのは「 どこが? 」「 どの表現が? 」「 なぜか? 」を
 掘り下げて、感じ取り、ムシャムシャ味わって欲しい。


 表現力、伝えるチカラを学べるのは
 ビジネス書ではなく、小説だと思うから。
 

 このシリーズは、登場人物がほとんど男子ばっかりの硬派な作品だ。
 あたしの性格は、完全に男子なので、こーゆーオトコ社会は
 ちゅるちゅる素直に入っていけるのである。えっへん。
 何か、推理小説やハード系って、コワイかも〜と、チワワの様に
 びくついてるお嬢さんほど読んで頂きたいわ。

 どんな世界だって、ウラの世界や駆け引きがある。
 産廃の裏事情や、絡み合う人間関係など、普段きちんと新聞を読んでる
 オトナじゃないと理解できない。
 ( 新聞購読してない社会人って、いるんです!!
   きゃー、ビックリ!?))
 ハードボイルドと推理小説は、オトナの資格がないと
 実は読み込めない本なのだ。
 

 【 本日のオススメ本 】

  疫病神     黒川博行    

  新潮文庫    定価700円

疫病神

 

【2008/08/26 07:55】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) |
夏の日に火を使う
お手紙を書くのが好きです。
頂くのも、もちろん好き!

昔から手書きが好き。
小学生の頃から、お気に入りの女子にはよくお手紙を書いていた。 

そんな文房具マニアのあたしが、本屋さんでこの本を見つけた時には
思わず 「 ふがーッ。」 と鼻息が荒くなった。

それは 『 シーリングワックスの本 』
タイトルが直球で解りやすい!


使った事がない人には馴染みがないと思うけど
使ってる人からすれば、もっと有効に使いたいぃ!と思うアイテムなのだ。
外国映画で、封書に蝋の様なものを垂らして、グイグイとイニシャルスタンプを
押してるのをご覧になった事があるでしょう? アレです、アレ。

あんな映画の様に、カッコよくは、、、いかない(キッパリ)

まず溶けない ⇒ 芯付きのワックスがオススメ。
シーリングがと封筒がくっ付かない ⇒ まずクッキングシート(!)に作り
ペロンと外れるので、それをボンドで封筒に貼り付ける。

本を読まないと、上手く使いこなせないコトがいっぱい!
ちょいと使える様になると、今度はバリエーション豊かに使いたいと欲張ってしまう。
そんなマニア心をくすぐってくれるネタが、もりだくさん掲載されている。

メーカー別、色柄バリエーション一覧。

プレゼントのリボンの脚(←くるりんとカールした部分のコト)に
きゅんとワックスを留めた使用例の写真にウットリ。

ワックスを焦がさないで美しく作るコツ。

郵送した際に、外れないポイント。

取り扱ってるお店の紹介など。

単純に、ウ、ウ、ウレシイ!と思える一冊。

ちなみにあたしは、芯付きワックスを100円ライターで
シュボッと火を点けるけど、油断すると火が大きくなりワックスを焦がしてしまう(涙)
そうすると、桜貝の様なピンク色のワックスなのに、
灰色の煤が混じったマーブル模様や(きゃー!)
焦げた黒い斑点入りワックスの一丁上がり!になってしまう・・・(ガックリ)
何事も練習なんだけど・・・。
やはり、マーブル模様は哀しい。

でも、こういう時は、スタンプを冷やせばいいんですって!
本当に使える本だ。うんうん。

ワックスを使った事がない人も
わぁ〜、キレイだな。使ってみたいな。欲しいなぁ。と思える本です。
こうゆう趣味的なモノって、凝りだすと暴走し停まらなくなる・・・。
ちょいと、ご用心。

残暑お見舞いを兼ねたお礼状を、チョキチョキ&ペタペタ
ワックスとリボン、色付きの画用紙と色鉛筆を使って手作りしてみた。
なかなか、いい感じ。
ワックス万歳!

実は先日、東京出張の帰りに2件 専門店によって
ワックスとスタンプを購入し、ご機嫌のみどりんなのであった。 

しかし、夏の熱帯夜にライターを使うと、大変暑い・・・。
タバコを吸わないので、ライターがあんなに熱いと初めて知った・・・・。

追伸:関西には専門店が少ないなぁ〜・・・。
   ワックスは、バラ売りして欲しいよ!と思っていたら
   神戸・元町に専門店があったのです。

【 本日のオススメ本 】

 シーリングワックスの本

 平田美咲   1680円


ワックス






【2008/08/19 08:01】 | 趣味 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プロフィール

みどりん・B

Author:みどりん・B
はじめまして。
本と文房具を愛する関西女子。
90分の通勤は本がお友達。毎月20冊ずつ増える
本に自宅の本棚は、たわんでいます。
直木賞作家にナンパされた経験もアリ。
大好きなオススメ本を紹介していきます。

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