とってもおもしろい本に出逢うと、ぴょこたん・ぴょこたんと
スキップをしたくなる(スキップ苦手な人もいるらしいですね。)
しかも、あまり期待せずに読み始めた本が、おもしろいと
すごーく!徳した気分になるっ。
たまたま新聞に紹介されていたので、そっか読んでみようかなぁレベルで
読み始めたのが
『 ドット・コム・ラヴァーズ 』作者の吉原真里氏は、39歳・東大出身の大学教授。
このプロフィールだけで、ちょっと引いてしまう。
きっとコムズカシイ研究報告書かもしれない・・・と、少し躊躇した。
会社のお友達に京大出身・才色兼備のA子ちゃんがいる。
彼女は、色んな意味で、と・に・か・く!頭がいい(キッパリ!)
思考の切り替えというか、気持ちの切り替えが早い。だから悩まない。
今は二児の母だが独身時代は、そりゃモテていた。
そして、人生で一度もフラレた経験がない(!)強者。
きっと、この吉原さんもA子ちゃんの様な、切替え上手で合理的な
女性なんだろうなぁ〜と思いながら、序章を読み始めた。
序章だけで「 こりゃー、おもしろい本だ! 」と
舌なめずりした(下品だぞ)舞台が日本ではなく、アメリカ。
勤務先の大学から1年間のサバティカル
(授業その他の業務から離れて研究や執筆に専念できるシステム)を与えてもらった吉原氏。
その制度を利用し、ハワイからNYに移り住み
世界最大の結婚情報サイト 「 mach.com(マッチ・ドット・コム)」 に登録し婚活を開始する。
この本は、そこで出会った男性達との報告書。
おもしろいのは、やはり日本と全く違う、
価値観や習慣、感性などなど。。。精神科医やセラピストに定期的に通うのはあたりまえ、ミドルクラスになると
精神分析に通うのが一種のステイタス・シンボルなんですって。
アメリカの披露宴に招待されると新郎新婦はもちろん
出席者も主賓も、み〜んなでダンスをする習慣があったり。
ゲイが身近に何人もいたり(!)
ちなみに吉村さんはゲイの親友がふたりおり、すぐ会える様に
彼らの近所のマンションに引っ越ししているのである。
彼らとの交流を読むと、あたしも・・・ゲイの友達が欲しいと
本気で思ってしまった。いいなぁ、ゲイの男子友達・・・。
オンライン・ディーディングで、次々と様々な相手と出逢う吉村さん。
何だか、アメリカ人って無駄がないというか、合理的思考というか
はっきり意思表示するんですね!?
正直、ここまで赤裸々に書いていいの!?と、こちらが戸惑う時もあるが
グググっと、前のめりになる程、この「報告レポート」にのめりこむのは
作者が、とにかく 人間クサイから。ドキドキしたり、フラれて眠れないほど落ち込んだり。
喜んだり。勢いに流されたり。
何だか・・・、日本のフツーの20代OLと一緒。
カッコつけてない等身大の女性。
作者に共感&感情移入するので、途中から「絶対に次は上手くいってね!」と
応援してしまうから、不思議だ。
舞台が日本だったら、生々し過ぎて、きっと引いてしまうかもしれないが
なんぜNYと、スコーンと晴れた青空のハワイ。
これは単なる報告レポートではなく、ひとりの女性の成長記。
最後の「 大人になるということ 」は、とびきり知的で行動的な
オトナ女子のコトバなので、ぶんぶん首がちぎれるほど頷いた。
そして、切なくなる。
男子も女子も、今という時代だからこそ、興味深く読める一冊です。
ところで、こうゆうデジタル系の出逢いや、結婚相談所で
結婚した知人を4名知っている。
出逢い系って、モテない人達が利用すんじゃあないの?と、つい思いがちだけど
4人共、いいパートナーと出逢い幸せな生活を送ってる。
【 本日のオススメ本 】
ドット・コム・ラヴァーズ
中央公論新社 定価780円