後輩のF子から松本清張センセイの『 点と線 』を頂いた。この名作を、今さらわたしが紹介するのも何なんですが・・・。
裏面を見ると、120回以上(!)重版されている。
まだまだ、どんどん、これからも読み続けられるんだろうなぁ。
でも周囲を見渡すと、20〜30代の女子で清張センセイを
読んでるのは、F子とわたしぐらいだ。
正直1年前まで、わたしも まーーーったく!興味がなかった。
「 セーチョー( 巨匠を呼び捨て )や
キョウタロウ( 西村京太郎 )って
2時間サスペンスドラマ専門って感じで、読む気しないさ〜。」 と、ほざいていた。
1年前、F子に 「 黒革の手帖 」 を貰った時
「 あ、あ、ありがとう・・・。」と言いつつ「 読みたかないよぉ〜。ちぇッ!」と内心思った。
ごめんF子。そしてありがとう☆★☆
それから、すっかりハマリ、鼻息荒く周囲の人にも
「 えー! 清張センセイ読んだ事ないの!?
イカンよ、そりゃ☆ 」 としつこく薦めるけど、誰も読んではくれない・・・。
わたしの ”リコメンド力”が弱いらしい(素直に反省。)
ふむ。
でも。
確かに。清張センセイのご本の装丁は、どれも「 オドロオドロシイ 」ダークな色彩で、爽やかさ、明るさ、輝き・・・は一切ない。
わたしなんかは
「 フフフ。今回はどんなドロドロで
あっ!と言わせてくれんのかしら♪ 」と、ワクワクしながら、前ノメリになってページをめくるけど
初心者女子は、手にとらない装丁かもしれない。
以前、夢中になって読んだ 『 国境 』 や 『 疫病神 』 の装丁も
人相の悪い男性で、ダークな色彩だった。
清張センセイや桐野夏生、黒川氏の濃い作品には、合ってると思うんだけど
女子からは評判がよくない。
もう彼らぐらい濃い作品じゃないと、普通レベルじゃあ、満足できないワタシ(キッパリ)
これらの作品は、何が起こり、どうなるのか、誰が悪者で誰が味方なのか
いつまでたっても解らない・・・・。
深夜の沼の様な、濃い闇を手探りで進んでいく作業と似ている。
『 点と線 』の内容については、有名過ぎるから書かないけど(←おい!?)
今度、東京駅に言ったら必ず13番ホームに行ってみよう!
そう感じた。そういえば今年は、東京駅に10回ほど利用した気がする。
ちなみにわたしの特技は、東京駅の雑踏をラグビー選手の如く人にぶつからず
忍者の様に静かに速く走り抜く事である。
( これは我ながらスゴイ。友人・知人には見せられないけど・・・。
同行者がいる時も出来ない。相手がついてこれないから。)
小説の舞台を感じる取る視点で見ると
いつもの東京駅も、違った風景に見えるんだろうな。
わたしがシミジミ思うのは、携帯電話が溢れた、
この平成というリアルな今の時代を
清張センセイなら、どう描くか・・・・。読んでみたかった。
清張作品は、昭和30〜40年代が舞台なので
公衆電話や電話交換手(!)が登場するのです。追伸:角川文庫の林真理子さんシリーズの装丁は、とっても好き。
女子からも評判いいと思うけど、みなさんご存知ですか?
背表紙ではなく、装丁を見せて飾っておきたいぐらい☆
特に「 ピンクのチョコレート 」「 葡萄が目にしみる 」がお気に入り。
このイラストレーターさんは、
李家幽竹さんの家計簿やスケジュール帳も、手掛けてらっしゃいますよ。
女子のみなさん、本屋さんでチェックしてみてね。
【 本日のオススメ本 】
点と線 松本清張
新潮文庫 460円(安っ!)