みどりんの図書日記
小さい頃からカギっ子&現在は90分の通勤時間で 本がお友達。 毎月20冊ぐらい読んでる本を、ご紹介します。
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ハードボイルドな世界にどっぷり
「 ヘミングウェイを読んだ事ない男子って、
  ちょっと引くわ。」


と、インドレストランのランチ後の甘ったるいチャイを
ちゅーちゅーストローで吸いながらA子ちゃんは言った。

A子ちゃんは、学生時代の友人でバツイチ再婚済み。

「 う・・・。
  ヘミングウェイって読んだ事ない・・・っス。」

正直にあたしは言った・・・。

そういえばA子ちゃんの1番目も2番目のダンナも知的だもんなぁ。

海外モノの小説は読まないし、自分では買わない。

はて??? ナゼだろう?

以前、ボーイフレンドと本屋さんで待合せした時に、ナントカという
海外モノの小説を買ってもらったけど・・・・
内心迷惑だった記憶がある(こらー)

年の離れたお友達・税理士の、おーたさんに頂いた
『 龍の契り 』 という小説を先週から読み始めた。

おーたさんは逢う度に、ご本を下さいます。
いつもありがとうございます!
そして、これからも下さいね♪

日本の作家さんだから安心していたら、ナント!舞台がほとんど海外。
で、、、、、登場人物も当然、外人さんが多い!

あちゃ~~~。

どうして海外文学を読まないか解った。
登場人物のカタカナ名が覚えられないからだ・・・。


この本も、いきなりキタっ。

チャーリー。アジュール。ダナ・サマートン。
メイミ・タン。ダナ。ラオ。ウォンetc


カタカナに混じって日本の外交官・沢木が登場。ホッ。何だか安心する。
この沢木クンは、ナントッ!雅子様と同期という設定である。

しかし、またカタカナ名がキタ。
1シーンしか登場しない人物の名前も 「 ナンシー・M・陳 」
あー、ワケがわからん。
おじいさんの様に「 はて? この人はだれと知り合いだっけ??? 」と
首をかしげながら、前のページをめくり、いちいち確かめる。
こうゆう動作を何回も繰り返すので、読むのに時間がかかる。

それにこの小説は分厚い。メタボだ。
小学生の頃から(!)愛用してるスヌーピーの定規を取り出し採寸してみた。
厚み2.8cm。
ふむ。名作『 国境 』といい勝負だ。ちなみに「 国境 」は3cm。

途中まで、ふぃ~~、やれやれ。と思いながら読んでいたけど
半分過ぎた頃から、カチッとスイッチが入り、ぐんぐん読み進められた。

 「 この小説、おもしろいっ♪ 」

つまり、半分も経過すると登場人物も安定し、何とかカタカナ名も
覚えられる様になるからだ。

それにスケールがデカイ、この小説。香港返還時が舞台なのだけど
あーーー、そうえいば返還される時は大騒ぎだった・・・ような気がする。
日本、アメリカ、香港etc
歴史のお勉強というか、復習にもなるし、改めて知る事も多い。
みゃくみゃくと受け継がれる、
無意識の民族性(国民性?)を意識する。


手芸箱の毛糸の様に絡まった線が、じわじわと繋がっていく構成力。
こういう事を組み立てる人の脳も、人一倍クネクネうねっているのだろうか??

やはり、あたしは小説が好き。
特に、推理モノ・ハードボイルド。
読書の秋だもの・・・何か小説よみたいなぁと思った人には・・・・
不向きです(キッパリ)

初心者は、少し高度な小説だと思う、多分。
中・上級者向けです。

【 本日のオススメ本 】

  龍の契り    服部真澄

  祥伝社     定価848円

龍

【2008/10/20 12:45】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(2) |
もうすぐ秋だけど、夏は小説
 夏には小説が似合う(もうすぐ8月も終わりだけど)
 特にハードボイルドや推理小説.
 ふわふわ甘ったるいレンアイものなんて、読んでいられない。
 ケッ、ペッ、チッ。

 今日ご紹介するのは、以前紹介した小説『 国境 』の
 兄弟版とも言える『 疫病神 』
 
 あたしは「 国境 」を先に読んだけど「 疫病神 」の方が
 先に発売されているのです。
 でもね、どっちから読んでもOKです。

 舞台が関西なので、今回も馴染みのある場所が、
 でてくる・でてくる・でてくる!
 
 自分が毎日通勤で利用している、JR王寺駅が登場した時は
 思わず前のめりになってしまった。
 たったこれだけの事なのに、この小説がグっと身近に感じますね♪

 産業廃棄物を巡り、極道・ゼネコン・解体屋・堅気のコンサルが
 入り乱れ、話が進んでいくのだが
 自分の知らない、限りなく墨に近いダークな世界は、、、、、
 
    おもしろいッ。

 たぶん、いや恐らく自分が一生体験&経験しない世界だから
 のめり込んで、浸って読んでしまうかもしれない。

 同僚のA子ちゃんとB子ちゃんは、あたしが薦めた大好きな
 石田衣良さまの「 池袋ウエスト・ゲート・パーク 」を
 「 あの小説、いややッ。好きじゃない。」と言いやがった(怒)
 ”殴る・蹴るの暴力シーンが多すぎる”らしい・・・。
 
 はぁっっっ!?
 ぼ、ぼ、ぼ、暴力シーン?


 池袋ウエストゲートパークで、ビビってるぐらいじゃ
 この 「 疫病神 」は絶対に読めないッ。
 極道が登場するから、殴られて腕がありえない方向に曲がったり
 鼻の骨が折れたり、失神するまで殴られ蹴られ・・・。

 映像が一切なく、視覚情報がなく
 文字とコトバだけで、嫌悪する程の痛さや怖さを
 感じさせるって、すごい技術だと思う(キッパリ)
 思いませんか?
 

 「 ヤダ 」のひとことで終わらせるなんて、もったいない。
 怖さや痛さを感じるのは「 どこが? 」「 どの表現が? 」「 なぜか? 」を
 掘り下げて、感じ取り、ムシャムシャ味わって欲しい。


 表現力、伝えるチカラを学べるのは
 ビジネス書ではなく、小説だと思うから。
 

 このシリーズは、登場人物がほとんど男子ばっかりの硬派な作品だ。
 あたしの性格は、完全に男子なので、こーゆーオトコ社会は
 ちゅるちゅる素直に入っていけるのである。えっへん。
 何か、推理小説やハード系って、コワイかも~と、チワワの様に
 びくついてるお嬢さんほど読んで頂きたいわ。

 どんな世界だって、ウラの世界や駆け引きがある。
 産廃の裏事情や、絡み合う人間関係など、普段きちんと新聞を読んでる
 オトナじゃないと理解できない。
 ( 新聞購読してない社会人って、いるんです!!
   きゃー、ビックリ!?))
 ハードボイルドと推理小説は、オトナの資格がないと
 実は読み込めない本なのだ。
 

 【 本日のオススメ本 】

  疫病神     黒川博行    

  新潮文庫    定価700円

疫病神

 

【2008/08/26 07:55】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) |
そうだ、茂木さんに逢いに行こう!
遠藤周作・三島由紀夫・森瑶子etc

↑好きだけど、もう亡くなってる作家達。残念無念・・・。


本オタクとしては
『 大好きな作品を書いた作家には、ナマで逢いたい派!』
なので今まで色んな作家のサイン会に行きました。
渡辺淳一、林真理子、五木博之、佐藤富雄、蝶々、瀬戸内寂聴、山下景子、
中坊公平、佳川奈未、石田衣良、本田健、小池真理子、君島十和子etc
うーーむ、我ながら・・・かなりミーハーですな。

ちなみに、サービス精神テンコ盛りだったのは
佳川奈未さんと石田衣良さん。

十和子サマは、元女優さんだったので規制がそりゃもう厳しかった。
握手も撮影もダメ!と言われたけど、サイン会の帰り
ヒルトンのキミジマ・ブティックで、刑事の様に張り込みしてたら
ダンナ様と一緒に登場!
「 やっぱりね! ここに来ると思った~。フフフ。」
しっかり握手と撮影させて頂きました。

そして昨日は、あの!茂木センセイの
トーク&サイン会に行きました(大阪本店ジュング堂)


23年前(!)大学生だった茂木さんが
毎日小学生新聞に、連載していたSFファンタジー冒険小説
『 トゥープゥートゥーのすむエリー星 』の発売記念。 

トーク&質疑応答では、茂木さんのキリリと冴え渡る、泉のように
ブクブクあふれでるコトバに全員、酔いしれ、納得し、満足した。
発するコトバに無駄が無く明確。
スコーンと晴れた真夏の青空みたいだ。

一緒の空間にいるだけで、自分が賢くなった気分になる(完全なる錯覚)
ナマで逢って接して、相手にパワーとエネルギーを与えてくれる人って
やっぱり魅力的。
明日のNHKプロフェッショナルで茂木さんを見たら
もう他人と思えないさ(おいッ)

ナント!茂木さんは、サインだけではなく
ひとりずつに 「 イラスト 」 を描いて下さるのです!

サイン会って「 作家は座り、ファンはその前に立つ 」が基本だが
茂木さんのサイン会は「 ファンも椅子に座る 」のですぞッ。
(ちなみに佳川奈未さんも、座らせてくれる♪)
同じ視線でサインを書くのを拝見しつつ、会話もできてしまうという
スペシャル版。
もじゃもじゃ頭にも見惚れてしまい、緊張し
うまく会話できなかった(シッカリしろ、自分。)

こうして溢れる本棚に、またまたサイン本コレクションが
新しく仲間入りしたのでした。

肝心の本の中身は、どーなんだ? ちゃんと説明してよん。という声が
聴こえそうですが、、、、
えーと・・・・

まだ、読んでない(キッパリ)
読んでない本を紹介するなんて!と言われそうであるが、サイン会の嬉しさを
伝えたかったから、つい・・・。えへへ。

次に逢ってみたいのは、三浦しをん氏と須藤元気氏、島田雅彦センセイ。
あ!今週末は、あの勝間さん
来週は、叶姉妹(!)のサイン会がありますよ。
ご興味のある方は、ぜひ!

【 本日のオススメ本 】
  
 トゥープゥートゥーのすむエリー星

 茂木健一郎

 毎日新聞社   定価1300円 

茂木さん


【2008/06/16 12:37】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) |
推理小説ブームがやってきた!!
ふぅー。

新緑の爽やかな季節だというのに、溜息なんてついて ごめんあそばせ。

5年前、宮部みゆきと東野圭吾の文庫本を、ドッサリ!全て!
処分してしまった事を後悔してる溜息なのです・・・。
犯人が解っている推理小説は、再度読み返すコトないよねっと
思い切って処分したけれど・・・・

「 犯人が解っているのに、また読みたいッ。」という脳の謎。
なぜだ?
茂木センセイに聴いてみたい。


宮部みゆきの名作「 火車 」
発刊してから10年(!)経過しても,必ず平積みにされている、
この名作さえ手放してしまったワタクシ・・・。しくしく。
本屋に行く度に、手にとり、じっとみつめ、またソッと置く。
クヤシイので買わない、ガマンガマン。

最近は「 一度も読んだ事がない作者の本を買う 」がテーマなのです。
本屋さんを徘徊・・・。
検討(ふぅむ)
納得(うんうん)
購入(ニッコリ)

こうでなくっちゃ!と、ぶんぶん頷いたのが、
横山秀夫さんの推理小説「 深追い 」
いやー、ヒットでした。ヒットヒット(ニヤリ)


TVドラマは見ないけど、サスペンスとか時代劇というのは
どうして殺人シーンが、ああ大袈裟なのだろうか?
赤い血を見せりゃいいってもんじゃあないのだよ。
推理小説のいい所は「文字のみ」「コトバのみ」で表現される所。
残酷な殺しのシーンも、痛いシーンも、
自分の想像&妄想をフル回転させながら
コトバをひろい、転がし、吟味する。
これが小説の醍醐味。


この小説には、リアルな殺人シーンは登場しないので、
怖がりさんも、安心して下さい。
ある警察署に勤務する7人が、それぞれ主人公になった短編を集めたもの。
警察官といっても、普通の一般的な家庭を持った父親や、独身警官。

誰もが持ってる、心のヒダの奥深くにある「ある物」と事件が結びついてる。
「ある物」に気付いた時に、何かが動き出す・・・・。
殺しのシーンはほとんど登場せずに、じわじわ・・・いつの間にか
毛穴から入り込んでくる怖さと切なさ。

そう、刹那さと切なさ。

ギリギリで何とかバランス感覚を保っている弱さと保身。
これを、えぐり出された時、人はどう行動するか・・・・。
状況は違えど、同じ立場になる可能性もありうる。
あたしも、もちろんあなたも。

警察の習慣・組織・上下関係etc、一般市民の知らない部分が詳細に語られていて
「へ~!そうなんだ。ふむふむ。よく調べはったなぁー。」と素直に感心しながら
読んでいたら、作者の横山さん、元・新聞記者でした。
おおいに納得!

これをキッカケに、みどりんは「推理小説・大ブーム」が
巻き起こってます。

桐野夏生さん、乃並アサさんの小説を買い込んで順番に読んでいます。
という訳で、当分 推理小説ばっかり紹介する予定。フフフ。

明日から4連休ですね。
ステキな休日を、お過ごし下さいね☆★☆

【 本日のオススメ本 】


  深追い     横山秀夫


  新潮文庫    定価552円

深追い


【2008/05/02 12:37】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) |
バブルという時代
 この時代が、17~18年の東京という街に
 存在していたなんて信じがたい。
 

 バブルという時代は、17~18年前に確実に存在していた・・・ようだ。
 東京に住んでないから、その空気や経験を共有してないから
 なんとなくブラウン管の向こう側に感じるのかもしれない。

 少し前に読んだ石田衣良さんの小説「アキハバラ@DEEP」と
 今日ご紹介する林真理子さんの「アッコちゃんの時代」は、
 15~16年の時差があるだけの、同じ東京が舞台。
 何だか違う国の話に感じる・・・・。

 この小説がハードカバーで出版された時、ちょいと話題になりました。
 内容のあらすじを読み、興味が湧いたのももちろんだけど
 ミラーボールを思わせる、
キラキラの特殊印刷を施した装丁にもかなり惹かれた。


 早く文庫本になってくれないかなぁ~と思っていたら
 先週、たまたま本屋さんの平積みで文庫化されているのを発見!
 さすがに特殊印刷じゃないけれど。

 タイトル「 アッコちゃんの時代 」
 そう、これはもう「時代」という言葉がピッタリ。


 弥生時代・平安時代・江戸時代・・・・
 そして バブル時代。


 移り行くのが、季節であり、時代である
 (ちなみに人の気持ちや愛情も!)
 もう平安時代が二度と来ない様に、バブル時代も二度と来ない。
 だから、この小説は「歴史小説」だと、あたしは思う。
 みなさんは、どう思いますか?
 

 この小説を読んで、6~7年前、東京出張の時、大阪から東京勤務になった同僚と
 飯倉の「キャンティ」で食事をした事を思い出した。
 日本で初めてのイタリア料理店。ユーミンや加賀まりこが常連だった
 有名すぎるこの店に、行ってみたいと言ったのはワタクシ。
 普段はドラマや民放を見ないのに、何故こんなミーハーな提案をしたのかは覚えてない。

 感想は・・・・意外と店内が狭い!
 でも、お食事は美味しい!
 そして、絶対に素人ではないでしょ!レベルのスーパー美女がいた。
 事務所の社長とマネージャーらしき男性と食事していた、
 モデルか女優の卵ちゃんみたいな美女を、ストーカーの様な勢いで見惚れていたっけ。

 この店の創業者のご子息が、主人公の元・夫。
 この小説を読み終わって、もう一度キャンティに行ってみたくなった。
 同じ小説や店や場所でも、
 受け手であるこちらの感覚・時期・気持ち次第で
 風景が違ってみえる。


 「小悪魔」と呼ばれていたらしいが、現代の「小悪魔」の
 意味・仕様・内容とは、えらく違うなぁとシミジミ。

 これだけの美貌は素直にウラヤマシイ!けど、
 今というリアルな世界を生きる女子は
 仕事・才能があり、自分の脚で歩いてこその小悪魔だと思う。
 

 バブル時代を知らない世代の人が読んだら、どう感じるか聴いてみたい。

 【 本日のオススメ本 】


  アッコちゃんの時代       林真理子


  新潮文庫             定価540円
 

 アッコちゃんの時代
【2008/04/08 08:04】 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プロフィール

みどりん・B

Author:みどりん・B
はじめまして。
本と文房具を愛する関西女子。
90分の通勤は本がお友達。毎月20冊ずつ増える
本に自宅の本棚は、たわんでいます。
直木賞作家にナンパされた経験もアリ。
大好きなオススメ本を紹介していきます。

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